”エンゼルプログラム”について説明いたします

 

”エンゼルプログラム”とは何か?

人はいつの日か生涯を終える日が来ます。残念ながらこの世に不老不死は存在しません。
人が生涯を終えることは宿命であり、そしてその日に向けた取り組みが日々身体の中で行われています。その取り組みについて「エンゼルプログラム」と名付けてお話をさせて頂きます。
身体の中では日々、古くなった細胞を壊して新しい細胞を置き換える代謝をしながら過ごしております。
しかし、脳細胞や心筋細胞など、いくつかの種類の細胞は生まれた時からずっとかわらずに存在するものもあります。
その一つは脳細胞で、全く置き換わることはありません。
また、心筋細胞の置き換えは行われますが、その速度はかなり遅く、ほとんどが生まれた時の細胞のままだと言われております。
「エンゼルプログラム」では、これら生命維持に必要不可欠な部分の、再生不能な細胞に断続的にダメージを与え、徐々に機能低下させ、最終的には停止まで追い込み、確実に生涯を終えるように仕向けます。

第一のエンゼルプログラム
脳(特に脳幹、小脳)のスペースを狭めるプログラム”

生命活動の中で最も重要な役割を担っている場所は「」です。
その中でも、生命活動の様々な機能をコントロールする中枢が備わっている脳幹(中脳、橋、延髄+間脳)は、代わりの利かない重要な部分です。
間脳は解剖学的に脳幹に入れていない書籍が多いのですが、自律神経の中枢である視床が存在する重要な部分です。
脳と脊髄は3枚(外から硬膜、軟膜、くも膜)の膜におおわれ、その中は脳脊髄液で満たされております。
四肢、体幹の捻じれを原動力に、頭部と顔面の捻じれを生み、その捻じれがこれらの膜に伝わり、硬膜を絞ってスペースを狭めていきます
結果、脳の入っているスペースがどんどん狭くなり、血流不足などの要因でダメージを受け、いつの日か機能的なエラーが生じるようになります。
特に狭くなりやすいのは、頚部により近い脳幹、小脳のスペースです。
代わりの利かない脳細胞を日々少しずつ攻撃して、いつの日か病気を患わなくとも、必ず息を引き取る日を迎えさせます。

これが第一のエンゼルプログラムです。

第二のエンゼルプログラム
脱水状態を作り心臓を弱らせるプログラム

脱水状態とは、身体を正常に維持していく上で必要不可欠な電解質バランスが乱れた状態を指します。
電解質はナトリウムイオン、カリウムイオンなど様々なイオンが体内に存在しております。
電解質の分量バランスは腎臓でとられており、イオンが必要な時には再吸収して体内でプールし、過剰で不必要な時には尿として排泄します。この様な方法で電解質のバランスが保たれております。
電解質は生命活動においてかなり重要な位置を占めており、そのバランスが崩れた場合には体調不良をあらわし、最悪、死に至るまでの変化を起こしてしまいます。
内臓にはそれぞれ関係の強い筋肉が定められております。
内臓の変調によってその関係の強い筋肉の機能が低下し、また、逆に筋肉の変調によって内臓機能が低下してしまいます
電解質バランスの要である腎臓と、強い関係を持つ筋肉は腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)です。
この筋肉は腰部骨盤部から股関節の内側に走る筋肉で、下肢を前上部に強く曲げる動作や腰椎部の前弯、骨盤の前傾を作り、姿勢維持においてかなり重要な筋肉です。
腎臓の表立った役割は、血液中の老廃物をろ過して尿を作り出すことですが、生命活動において重要なことをたくさん担っております。
先に述べた電解質のバランス調整はかなり重要な位置を占めております。
腎臓が放出するホルモンである、レニン-アンジオテンシン系統による血圧上昇も行われます。そのレニン-アンジオテンシンにからんで、副腎からアルドステロンが放出され、生命活動で重要な電解質であるナトリウムイオンの再吸収を促します。
腎臓の不調は脱水状態によって作られます
そして、その脱水状態は主に脳のオーバーヒート=ヒートブレインによって作られます。
ヒートブレインは、目、鼻、耳など顔面の粘膜に影響を及ぼす電磁波による熱や、体内に侵入したウイルスや花粉などの異物を除去するための免疫活動で出来てしまった熱が、脳に蓄積します。
蓄積した脳の熱は腫れを生み、その反応として筋肉を過剰に突っ張らせます。
その過剰に反応する筋肉は腸腰筋であり、筋肉の突っ張りが徐々に棒状に固まります。
棒状になった腸腰筋は腰痛、その他の関節痛、筋肉のつりなどの不調を現します。
腸腰筋の不調は腎臓の機能をどんどん低下させ、これに伴い電解質のバランスが乱れ、慢性的な脱水状態を作ってしまいます。
また、姿勢維持の際に腸腰筋の裏側を支える筋肉が、太ももの裏側にあるハムストリングスです。ハムストリングスは外側の大腿二頭筋、内側の半腱様筋、半腱様筋によって構成され、主に膝を後ろに曲げる運動と、太ももを後ろに伸ばす運動を行います。
筋肉には、上半身と下半身で兄弟関係を持つ筋肉が存在します。
ハムストリングスと兄弟関係にある筋肉は、肩甲骨前面にある肩甲下筋です。
肩甲下筋は肩甲骨前面から上腕骨の上前部に付く筋肉です。
そして、この筋肉と関連の強い内臓は心臓です。
つまり、脱水によって起こった腸腰筋の不調は、協力関係にあるハムストリングスに不調をもたらし、その兄弟関係にある肩甲下筋にも不調を伝えます
これらの筋肉のつながりによって、腸腰筋の不調は将来的な心臓の不調につながります。
心臓を動かす心筋細胞の代謝はかなり遅く、大半が生まれた時から存在する細胞だと言われております。
つまり、一度壊れてしまった心筋細胞は再生せずに、そのまま筋肉としての機能を失った心臓の形を構成する物として存在します。
このように、徐々に心筋細胞を壊して行くことで、いつの日か心臓が突然停止してしまうように仕向けております。
これが第二のエンゼルプログラムです。

エンゼルプログラムは、自分の身体で起こる変化に基づき、皆さんのお身体と照らし合わせながら考えた独自の理論です。
身体は様々な形で体調の変化を現し、そのメカニズムを教えてくれます。
現段階で分かっている「エンゼルプログラム」はごく一部です。
今後も変化を遂げるものだと確信しております。