”ゆとり”の再生を目指して

 

ポイント1
 ”ゆとり”とは何か?

人間の身体には、いわゆる遊びと表現される“ゆとり”が、至るところに備わっています。
日常生活を送る中でかかってしまう、肉体的、精神的ストレスから身体を守るために、色々な場所を固めてしまいます。以下“固まり”と言います。
“ゆとり”には、“固まり”が起こす、身体への負担を軽減する役割があります。
“固まり”は解除されない限り、ずっと身体に残り“ゆとり”を減らし、さらに、他のところから“ゆとり”を少しずつ奪ってしまいます。
“固まり”は年齢を重ねる度に増えて続け、ストレスを受ける度に身体から“ゆとり”が少しずつ奪われて行きます。
ほとんどの“ゆとり”が失われてしまった身体は、ちょっとしたストレスに耐え切れずに爆発し、様々な不調を引き起こしてしまいます。
原因不明の身体の不調などは、このようにして起きるのではないかと考えております。

ポイント2
”ゆとり”を奪う原因は?

骨折や、いわゆるぎっくり腰、足首の捻挫などの外傷や、内臓の手術などは、“ゆとり”を奪う大きな原因です。その他にも、無意識による姿勢の補正や、利き腕などの偏った部位の使い方なども”ゆとり”を奪う原因となります。
姿勢の補正の結果としてできる“固まり”も、身体の色んな所に出来てしまいます。
“固まり”は台風のようにグルグルと“ゆとり”を巻き込むように存在しています。
その台風は引っ張り合いをして、結果としてその間にある弱いポイントに痛みを発生させる可能性があると考えております。

ポイント3
どのように”ゆとり”を与えるのか?

“固まり”となってしまった“ゆとり”を再生して、奪われてしまった部分に再分配します。
”アクセプタブルセラピー”を用いて、”ゆとり”を再生します。
“ゆとり”の再生のため、筋肉(筋膜)を正常なポジションに戻します。
身体全体が調整のポイントとなりますが、頭部(顔)頚部の調整は最重要ポイントと考えております。
頭部(顔)は全身の写し鏡です。頭部(顔)頚部が固まっている部分と胴体や四肢の悪い箇所がリンクして固まってしまっています。
また、肘や膝のように中間にある関節のねじれは、“ゆとり”を奪う量がとても大きいポイントです。
特に肘のねじれは胃腸の消化器に影響を与えてしまうため、お腹の中に“固まり”を作ってしまう可能性があります。
お腹は上半身と下半身の“ゆとり”の調節を行っている場所です。お腹の固さは“ゆとり”が奪われている象徴となります。お腹の柔らかさを作り上げるように、上下左右のバランスを調整しながら全体を解放することで、たくさんの”ゆとり”が再生していきます。